投資狂日記

自由を追求するブログ

イナゴの大群

アメリカ株式市場でSNS個人連合がプロのヘッジファンドを打ち負かしたことが大きな話題となった。舞台となったゲームストップ株は乱高下しているらしい。

 

この一連の騒動を見ていると、イナゴの大群を思い浮かべてしまう。

何かの拍子でイナゴが大量発生し、植物に群がって食い散らかしてしまう。今回は空売りを仕掛けるヘッジファンドが標的になった。そして次の標的を求めて大群が動き出す。

 

だけど、ここで自らイナゴとなってイナゴの大群に参加しようとは思わない。

プロと個人連合の争いに目が行くが、あくまで見るべきは企業の価値がどうなのかなのだ。プロの空売りによって株価が安すぎると思えば買いで対抗するのは当然だ。だがプロを打ち負かすためというだけの理由で買い進めるというのは明らかにおかしい。所詮、一過性のマネーゲームにすぎない。そしてそのマネーゲームはゼロサムゲームであって不毛だ。株価が高騰し企業価値とかけ離れれば当然に売り圧力がかかり、高値掴みした者は大きな損失を被ることになるだろう。イナゴの大群が去ったあとは食い散らかされた荒野しか残らない。

 

イナゴの大群は傍観するに限る。

間違ってもイナゴそのものになってはいけない。

 

運用状況(2021/2/7時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

<現物株 評価損益率>

ウェザーニューズ 100株 204.08%
日進工具 500株 161.95%
ロゼッタ 300株 -4.19%
コムチュア 1,800株 276.71%
エーアイテイー 6,200株 204.89%
芝浦電子 300株 -11.15%
アリアケジャパン 200株 16.99%
エスティック 200株 -33.34%
マークラインズ 1,200株 15.11%
カナミックネットワーク 2,000株 8.34%
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 8口 26.04%
星野リゾート・リート投資法人 2口 -8.94%
トーセイ・リート投資法人 11口 11.74%
NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数ETF 1,000口 24.19%


<信用買建 評価損益率>

ハブ 1,000株 -58.85%
東京精密 300株 -7.07%
日精エー・エス・ビー機械 300株 -30.49%
竹内製作所 100株 -5.90%

 

先週の不安定感が嘘のような展開。日経平均ボラティリティー・インデックスは20ポイント近くまで下落し、表面的には落ち着きを取り戻した。だが、何かが起きれば大きく振れやすい状況であると思っていたほうがいい。

決算発表シーズンに入り、業績内容を見ているとコロナ禍の影響が思ったほど悪くない企業が意外と多い印象がある。これは銘柄選別の際にいい材料となる。

保有株ではカナミックネットワークの好決算があった。金曜日にはアリアケジャパンと芝浦電子が決算発表。アリアケジャパンについては特に材料はなかったが、芝浦電子は通期の業績予想を上方修正 し、配当予想も増額修正された。

先週とは違って株式市場は明るさを取り戻したが、いい状態のときほど危険が潜んでいるものだ。このいい状態が長続きするかどうかについてはあまり期待していない。