投資狂日記

自由を追求するブログ

カナミックネットワーク【3939】2021年9月期第1四半期決算

最近取得したカナミックネットワークが昨日に2021年9月期第1四半期決算を発表した。

カナミックネットワーク株を取得してから初めての決算であること、そして2021年9月期の滑り出しということもあって決算内容は気になっていた。

 

その決算内容は、前年同期に比べ売上高は27.2%増、経常利益は104%増、当期利益は107.2%増で、好調な滑り出しとなった。通期の経常利益予想に対する進捗率は28.2%となる。これならば今後に業績予想の上方修正もありうる。

 

利益が倍増した決算内容を受けて今日の株価は上昇したものの、思ったほどの目覚ましい上昇はなかった。これはおそらく、通期の業績予想を据え置いたことが影響しているかもしれない。まだ第1四半期であり、今後のコロナ禍の影響がどうなるか不透明なところもある。

ただ、コロナ禍にあっても業績を着実に伸ばしているのは心強い。この傾向が続けば株価も堅調に推移することが期待できる。もし市場全体が暴落する局面が来たら買い増しすることも考えたい。

 

 

生兵法は大怪我のもと

株式投資では複数の銘柄に分散して投資するのが基本だ。その一方で、分散するより集中させるべきだという意見もある。ウォーレン・バフェットは数少ない銘柄にしか投資していないし、ジョージ・ソロスなどもチャンスとみれば大規模に集中投資する。

 

だが安易に集中投資をするのは危険だ。

バフェットは投資先を吟味に吟味を重ねたうえで投資するか否かを決めている。しかもその吟味は凡人の及ばぬ深い洞察に基づいている。あらゆる銘柄を調べ、その中から厳選したものに投資するから必然的に数少ない銘柄に集約されることになる。理解できないものには投資しないということは、逆に言えば投資した銘柄については自分なりに理解していることになる。

それでもなお間違うのだ。そして失敗したとしてもそれを受け入れる覚悟があるし、実際に失敗を受け入れる。

 

だから集中投資をするなら、投資先をとことん調べて理解しようとしなければならない。単純に数銘柄に集中して投資すればいいと勘違いし、ろくに調べもせずに少数の銘柄に資金を突っ込めば大失敗する可能性が高くなるのは当然だ。そしてそういう人にかぎって自分の失敗を他人のせいにするのだ。

 

分散投資といってもどれくらい分散すればいいのかは人によって異なる。分散するのはリスクを下げるためであり、リスク許容度は人によって違うのだから分散の程度も異なる。だからそれは投資家自身で考えて決めることなのだ。

 

「生兵法は大怪我のもと」というが、中途半端な知識や技術に頼ると大失敗する。

特に投資の世界は様々な情報が溢れ、わかったつもりになってしまいがちだ。

このわかったつもりというのが非常に怖い。

だからこそものごとを本質的に考える癖をつけたいと思っている。

投資は洞察力が試されるテストなのだ。