投資狂日記

自由を追求するブログ

階段とエスカレーター

地下鉄の駅のホームから改札へ行くときは階段かエスカレーターを使う(エレベーターーもあるけど)。そこで大抵目にする光景は、エスカレーターに乗る人達の行列ができている一方で階段はガラガラということ。私はなるべく階段を利用するようにしている。ただ地下鉄では地下深い駅もあるから階段を利用するのに躊躇するところもある。その時は仕方なくエスカレーターを利用するのだが、行列に並んでガラガラの階段を見て思ったことがある。こういう時、あえて階段を選ぶ人は投資家に向いているのではないかと。

 

エスカレーターを利用するのは体が楽だからだ。楽をする一方でダイエットしたいとか運動不足だとかいってスポーツジムにわざわざ費用を払って通ったりする。エスカレーターの横に階段があり、それを利用すれば運動になるしダイエットにもいいはずなのにほとんどの人は見向きもしない。

 

こんなことが起きるのは「みんながエスカレーターを利用しているから」ということにも原因があるのだろう。みんなが動く方向へ流されていくのが楽でもあるからだ。

 

だが、ここで考える。

階段はガラガラで自分の好きなペースで上ることができる。行列で待つイライラもない。階段を上ることで適度な運動になる。こう考えれば階段を利用するということは合理的といえるはずだ。このことに気づけるかどうか。

そして階段を利用するうえで立ちはだかる壁がある。「みんなと違う行動をとる」ということだ。自分は合理的な判断ができているにもかかわらず、みんなはそう行動していない。そのときみんなと違う行動がとれる勇気があるかどうか。

 

みんなと違う行動がとれるかどうか。このことが投資家としての資質があるかどうかの分かれ目なのだ。

 

そんなことをエスカレーターに乗りながら階段を見て思った。

 

初めて株主総会に出席した

今日、保有株の一つであるロゼッタ株主総会に出席した。株主総会に出席するのは生まれて初めてだ。

 

株主総会では事業報告と取締役の選任決議が行われた。事業報告については決算短信などで把握していたものの、書面からはわからない社長の声から伝わるニュアンスのようなものを直接聞くことができるのはやはりいい。資料だけでは温度が伝わりにくいといったらいいだろうか。やはり企業トップが語るとその熱さ具合がわかる。質疑応答の時間に質問しようか迷ったが、他の出席者から似たような質問が出たのでやめてしまった。

 

株主総会の後に事業説明会を行うということだったのでそのまま参加した。このときはざっくばらんな質問が出てとても面白かった。どんな内容かはあえてここでは書かない。もちろん公開情報以上のことは出ていないのだが、社長の話しぶりや表情は十分参考になる。

 

今回出席してみて、企業をよく知るためには書面の情報だけではなく、生身の情報を得ることは極めて必要だと痛感した。これから本格的な株主総会シーズンが来るので、できるだけ出席しようと思う。

 

ロゼッタの株価は一時低迷したが、ここ最近は盛り返している。拡大していた含み損がみるみるなくなり、今では含み益に転換した。短期的な株価変動に振り回されず企業をよく調べ業績を地道に追いかけることが長期的には有効であると確信している。ロゼッタの業績が急成長するかどうかこれからも期待をもって見守りたい。