長期投資というけれど、その長期というのがどれくらいの期間を指しているのかは人によって異なる。私自身は少なくとも5年、理想的には10年くらいを意識している。
では、取得した株式を実際にどれくらいの間保有しているのか。今保有する銘柄の取得日を調べてみた。
ウェザーニューズ 2013年1月
日進工具 2015年5月
コムチュア 2017年6月
エーアイテイー 2012年4月
芝浦電子 2018年12月
エスティック 2019年11月
マークラインズ 2020年7月
カナミックネットワーク 2021年1月
アンビスホールディングス 2021年3月
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 2017年6月
星野リゾート・リート投資法人 2017年6月
トーセイ・リート投資法人 2017年8月
NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数ETF 2020年4月
一番保有期間が長いのはエーアイテイーだが、それでも9年だ。5年以上でも3銘柄しかない。長期保有を意識していても、実際に保有し続けるのは結構難しいのだ。
ただ、長期間保有することを目的としてはいけない。いかに優良企業といっても業績には波があるものだし、世の中はいろんな想定外のことが起きて影響を受ける。将来性に疑問が生じれば躊躇なく手放すことも必要だ。
長期投資とは闇雲に長期間保有することではなく、保有するに値するか否かを定期的に点検したうえで結果として長期間保有しているということだと思っている。
長期間保有している銘柄が意外と少ないということは、まだ目利き力が足りないということでもある。ただ、世の中の変化が激しくなっていることもあり、企業の成長期間も短くなっている。そうした中で長期間保有できる銘柄を探し当てることは難しいのかもしれない。それでも企業の10年後の姿を想像するという知的好奇心をいつまでも持っていたい。