投資狂日記

自由を追求するブログ

不確実性にはまる

先日からタレブの「まぐれ」を読み返した。オプション取引をする際に、短期的な株価の動向を自分なりに予想するが当然当たりはずれがあり、それをもとに単純に続けていても成果は上がらないだろうと思ったところにある。タレブの著書では「反脆弱性」も読んだが、この「まぐれ」も非常に面白く、不確実性についてとても考えさせられる。

 

日々の株価の動きについていろいろな説明がつく。私も様々な見解を参考にしていたが、結局はどれも後付けでしかない。それらしい説明だけど実は「たまたま」だったことが大部分を占めているのかもしれないのだ。

 

そういう「たまたま」が世の中にあふれているということを意識すると、専門家やアナリストのコメントがそれらしいことを自信満々に言っていることがちょっと滑稽に見えてくる。だがそういう自分も人のことは笑っていられないのだ。同じようにもっともらしい理屈を頭の中で考えてしまう。

 

将来は予測することができないのならば、どう対処したらいいのか。この不確実性にどう付き合っていくべきなのか、ここ数日それにはまっている。そして不確実性に関する本をいくつか探し、読んでいくことにした。

選んだのは以下のような本だ。

まず前述したタレブの「まぐれ」「反脆弱性」だ。

 

そして今読んでいるのが、以下の本。

最強の教養 不確実性超入門

最強の教養 不確実性超入門

 

 

そしてこれから読もうと考えているのが以下の本。

 

 

歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

 

 

偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)

 

 

まだこの他にもよさそうな本がないか探しているが、今のところはこんなところだ。

いずれにしろ将来は予測できない。その予測できない将来にどう対処していくか。確率など数学的な面もでてくるが、避けて通れないものだと思っている。それでも不確実性というテーマは私の知的好奇心をそそっている。

 

ロゼッタ株急騰

ロゼッタが先週の決算発表の結果を受けて急騰した。

決算内容は良かったと感じていたものの、市場はどう反応するかはわからない。すでに結果を織り込んでいたり、市場予想に届かなければ逆に下落することだってありえた。なので素直に上昇してくれたことに安心した。

 

信用取引で買っていた500株を売却し、さらに現物のうち200株を売却。だが売却するのを早まってしまった。もう少し粘ればもっと利益となったのだが、こればっかりはしょうがない。欲ばりすぎてはいけないと戒める。

 

あとは今後持続して業績が伸びていくかどうかだろう。決算内容からみればまだまだ伸びしろがある。今日の急騰で予想PERは約75倍まで上昇した。この水準が割高なのかむしろ割安なのか判断しづらい。注目度が上がって人気化してしまうと無謀と思える水準までいってしまうおそれもある。

 

過ぎたるは及ばざるが如し。あまり過熱することがないことを願う。