幸福感というのは感情だから捉えどころが難しい。でも物質的に幸福感をもたらすものとしていわゆる幸せホルモンと呼ばれるものがある。
幸せホルモンとは、脳内で分泌され心の安定や幸福感をもたらす神経伝達物質やホルモンの総称で、セロトニン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィンが4大幸せホルモンと言われている。
セロトニンは、感情をコントロールして心を安定させ、不安やイライラを抑え、気持ちを落ち着かせる働きがある。
ドーパミンは、何かを成し遂げたときや心地よい・楽しいと感じたときに放出され、快感や喜び、意欲を生み出す働きがある。
オキシトシンは、絆や信頼感を深め、不安やストレスを和らげる働きがある。
エンドルフィンは、強い痛みやストレスを受けた際に脳内で分泌され、強力な鎮痛作用と多幸感をもたらし、いわゆる「脳内麻薬」ともいわれる。
こうした幸福ホルモンのバランスがとれていることが重要なのだろう。
じゃあ幸福になるために幸福ホルモンを増やせばいいということになるのだろうか。
幸せホルモンを増やすには、日光を浴びて軽い運動をしたり、バランスの良い食事をとり、誰かとコミュニケーションやスキンシップをとることらしい。しかしそれで得られる幸福感というのはあくまで幸福に感じているだけで、本当の意味で幸福な状態にあるとは限らない。
幸福な状態にあるからこそ幸せホルモンが分泌されて幸福を感じるのが本当の幸福なのではないか。
感情としての幸福か、状態としての幸福か。
幸せというのはやはり捉えどころが難しい。