投資狂日記

自由を追求するブログ

群衆心理と投資

以前にギュスターヴ・ル・ボンの「群衆心理」という本を読んだが、今まさに群衆心理が肥大化しているように思える。消費税減税についての動向が典型例だ。

 

ル・ボンによれば、群衆には次のような特徴があるという。

 

衝動的で動揺しやすく昂奮しやすい

暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる

感情が誇張的で単純である

偏狭で横暴で保守的

 

群衆は論理ではなく心象(イメージ)で物事を捉え、そのイメージは標語やスローガンによって暗示を受けることで作られていく。

財務省を悪玉に仕立て上げ、積極財政こそが豊かさをもたらすと主張されるが、その言葉に対する責任を取ろうとする者などいない。

もし消費税の減税が実現したとして、その効果が全くなく、かえって悪影響が広がったとしても、減税に賛同していた人は何食わぬ顔をして生活しているだろう。それどころか自分が主張していたことをきれいさっぱり忘れ、状況が悪化したことに対し文句を言い始める。

群衆とはそういうものだ。

 

メディアやSNSでも断言的な物言いや白黒はっきりした単純図式が溢れている。群衆は「断言、反復、感染」によってコントロールされるという。まさに断言的な専門家や評論家が幅を利かせ、繰り返し繰り返し意見の違う他人をこき下ろし、それがインフルエンサーによって広まっている。

 

こうして世の中の流れを生み出す群衆心理に逆らうことは難しくなる。

ならば群衆心理が引き起こすことを想定し先回りして行動するしかない。

投資はその行動の一つだといえる。