投資狂日記

自由を追求するブログ

投資家の裾野

最近はIPO投資が騒がれなくなった気がする。以前は活況があって応募が抽選になるため複数の証券会社に口座を持って少しでも当選する確率を上げようとする投資家もいた。

 

その一方で、起業への関心は高く若い世代を中心にスタートアップ企業は増加している。政府の後押しもあるからこの傾向は続くのだろう。だがIPOは減っている。上場への審査が厳しくなって、狭き門になっていることもあるのだろう。

だが、そもそもスタートアップに投資する人が少ないし、また質も低いのではないか。IPO投資したとしても上場後の大きな値上がりを狙って売り抜けようとする投資家ばかりで、上場後も成長を後押しして株を保有し続ける投資家は少ない。またインデックス投資が普及したことで上場間もないベンチャー企業へ個別に投資しようとしない。さらに上場後に不祥事を起こす企業があったりして投資家がグロース市場を敬遠するという悪循環になってしまった。

 

起業する人が増えても大きく育たず小粒な企業ばかりでは経済成長にも限度がある。スタートアップから巨大な企業へと変貌するダイナミックさが資本主義の魅力であり、その魅力に引き寄せられるのが投資家のはずだが、残念ながら日本ではそうなっていない。足かせになっている制度を変える必要があるし、投資する側ももっと裾野が広くなる必要があるのだろう。

だが事はそううまくは進まない。まだまだ投資に対する見方は成熟していない。インデックス投資一辺倒という状況が変わらないとスタートアップ企業の芽は大きく育つことなくしぼんでいくだけになるかもしれない。