株式の売りというのは難しい。
含み益があってもう少し増えてほしいと思っていたところ想いに反して下落して売り時を逸してしまう。あるいは、売ったもののその後もぐんぐん株価が上昇して売ったことを後悔したりする。
どのタイミングで売るのがいいのかは株式投資における悩みどころだ。
私の場合は、株式を現物で買ったら原則として売らない前提でいる。買った株式の企業が着実に業績を伸ばしている限り保有し続け、業績が伸びないと判断してはじめて株式を売る。長期投資というのはあくまで結果なのだ。企業の業績が伸びている期間が長ければ結果として株式を保有する期間が長くなる。だから理想としては売らないで保有し続けていることが望ましい状態となる。
こう考えると、当然ながら株式を買うときは企業の業績に敏感になる。その企業の事業内容を詳しく知ろうとするし、財務内容もよく吟味するようになる。そして株式を買った後は、その企業の業績を見守っていけばいい。
だが最近のように、石油など資源の流通が滞ることによる業績への影響をどう考えるかは悩ましい問題だ。
先日、妻がカルビーの白黒パッケージになったかっぱえびせんを買ってきた。この白黒パッケージはニュースでも取り上げられて話題になり、イラン情勢の影響が身近なところにまで迫ってきていることを感じさせた。と同時に、カルビーはこれを逆手にとって白黒パッケージをマーケティング手法へと転換させたともいえる。実際、話題性を呼んで妻もつい手を伸ばして買ってしまったようだ。他の客も結構買っていたらしい。
こうなるとイラン情勢によって業績が悪化するとは必ずしも言えない可能性があり、四半期決算の業績を丁寧に追っていく必要があるだろう。
一見悪材料にみえてもしたたかに立ち回る企業が存在する。だから慌てて株式を売って逆に失敗することもあるわけだ。そのへんの見極めは難しく、だからこそ株式を売るタイミングも難しいのだろう。