今日は日経平均株価が大幅に下落。これまで上昇の勢いが凄まじいこともあって、かえってちょうどいい調整ではないかと思えるほどだ。
この上昇を支えているのはAIや半導体関連で、多くの市場参加者が注目している。こうした誰もが注目する領域は競争が激しく、勢いよく上昇する一方でその勢いに懸念が生じると一気に失速しがちだ。含み益がみるみるうちに膨らんでいい気になっているとあっという間に下落してほとんどを失い、結局何も得られなかったりする。
むしろ誰も注目していない不人気なところに注目してみることだ。
そこで今注目しているのがREITだ。
REIT市場は年初から下落傾向が続いている。東証REIT指数は1800を下回り、REITの平均分配金利回りは5%を超えている。そしてNAV倍率はすべての銘柄が1倍を下回っている。これはかなり割安な状態といっていいのではないか。
REITが不人気なのは金利が上昇傾向にあるからだろう。さらに株式市場が好調なためそちらに資金が流入していることもある。その好調な株式市場でも不動産株は好業績にもかかわらず低迷している。やはり金利上昇が早く、テナントの入れ替えや更新時の賃料上昇が収益化されるまで時間がかかるため金利負担が目立ってしまう。
ただその懸念が過剰な水準に達していて割安な状態に陥っているなら投資するチャンスともいえる。いずれ賃料の上昇が収益化されてくるだろうからそれを見越して今から仕込むのも悪くない。
今月に日銀が利上げする可能性は高く、当面の悪材料が出尽くしたとして局面が変わるターニングポイントになるかもしれない。
しばらくはREITの動きに注目したいと思う。