カルビーがポテトチップスなど主力商品のパッケージを白黒に変更することが話題になっている。中東危機で印刷インクの原料である原油やナフサの調達が不透明なことからモノクロ化を決断したという。中東危機の影響が日常生活にも出始めた象徴的な出来事ともいえる。
はたして白黒パッケージで売れ行きにどんな変化が生まれるのだろう。
パッと見には物珍しさがあるが、やはり印象は暗い。とはいえ中身は同じなのだから売れ行きにあまり変化はないようにも思える。ただパッケージによって食欲はそそられなくなるから衝動買いは減るかもしれない。
でもなぜ白黒なのだろう。インクが不足するというならパッケージを透明にする方法もあるのではないか。消費者からすれば中身が見えるほうが安心感もあるし、見た目にも食欲をそそることにもなる。もしかしたら透明のほうがコストがかかるのだろうか。
おそらくは白黒パッケージという話題性を狙ったのだろう。あえて賛否両論の議論を巻き起こし、注目を引くわけだ。
環境への配慮からパッケージを簡素にする流れもあり、マーケティング手法が変化するきっかけになる可能性もある。パッケージそのものが企業の哲学を表しているともいえるし、そういった意味で今後の動きは興味深い。