自動車を前に進めるにはアクセルを踏み、止まろうとするにはブレーキを踏む。当たり前のことだが、ではこれを人間に当てはめるとしたらどうなるだろう。
人間にとってのアクセルは行動力で、ブレーキは思考力かもしれない。
行動力を前面に押し出してアクセル全開ということは、何も考えずにとにかく突っ走ることになる。子供の時はまさにこれに近い。危険が目の前にあってもお構いなしだ。行動力だけではエネルギーを使うばかりで何も成果を得られなかったり目的まで到達できない。
そこでブレーキとしての思考力が必要となる。行動の先に何が起きるか想定したり、目的にたどり着くための道筋を見極めたり、方向が間違っていたら軌道修正するわけだ。
こうしてアクセルとブレーキを適切に使うことで目的地にたどり着くことができるようになる。
でも時にこのバランスが適切でないことがある。
頭の中で考えてばかりで何もしない。思考のブレーキを踏んだままでいつまでたっても前に進まない。時間ばかり経過して結局そのまま諦める。さらには諦めたことすら忘れ去ろうとする。あるいは行動しない言い訳をいくらでも作り出す。
歳を取るにつれてこういう傾向が強くなっていく。何をするにもいちいち理屈を並べ、行動に移さない。
こうして行動力のアクセルを踏める人との差が広がっていく。
投資ままさに典型的だ。
投資について、「リスクがあるから」、「よくわからないから」などとあれこれ言いながらブレーキを踏み続ける人と、ちょっとでもアクセルを踏んで行動した人とではいずれ差が生まれる可能性が高い。
むろん、投資に失敗してブレーキを踏み続けることに後戻りする人もいるだろう。でもそれはアクセルを踏み過ぎたからかもしれないし、適切な力加減さえすれば上手くいくかもしれず、そこはまさに思考というブレーキをどう使うかなのだ。