なぜ株式投資をするのか。
老後の生活資金のため、FIREしたいから、などいろんな理由がある。
つまりは何らかの目的を達成するための手段として株式投資を選んでいる。この場合、もしその目的を達成したならば、手段として株式投資をする必要はなくなるわけだ。だから株式投資そのものに面白さといった要素も必要ないことになる。目的に到達することこそが最も重要で、面白さなんかよりもむしろ効率的であることが求められる。
こうした観点からすればインデックス投資が選ばれるのも当然だろう。最も効率的で、シンプルで、なにより楽だ。どの企業が何をしているのか知る必要もない。どんな企業が急成長しようが衰退しようが気にしない。多くの人にとって株式投資はそれで充分なのだ。
でも私は個別株を選んでいる。
それは株式よりもむしろ企業に興味があって面白いからだ。
株式市場で無機質に取引される数字やそれによって形成されるインデックスに面白さはない。だが企業は様々な製品やサービスを生み出し、様々な経営者がいて、栄枯盛衰がある。そこに面白さがある。
株式投資といっても、株式を買うことと株式の金融商品を買うことは意味合いが違うと思っている。
株式を買うことは企業の一部を買うことであり、より純粋な投資だ。
一方、株式の金融商品を買うことは消費感覚に近いのではないか。それが悪いと言っているわけではない。制度が整備され、テクノロジーが発達した現代で誰もが金融商品を通じて資産形成できる機会があるのは素晴らしいことだ。だがそれが本質的に「投資」といえるものなのか疑問に思うのだ。
ただ多くの人にとってそんなことはどうでもいいことだ。
株式投資は退屈でつまらないほうが上手くいくものだったりするのだから。