投資狂日記

自由を追求するブログ

虚構と現実

読書はほぼ電子書籍を買って読んでいる。そして使っていた電子書籍リーダーのKindleが古くなったので新しく買い替えた。それで保存されている書籍データを確認していて、だいぶ前に読んだ小説が目に留まった。もう内容はすっかり忘れてしまったので、新鮮な気分で改めて読んでみた。

それがこれ。

 

この小説は2000年頃書かれたもので、当時は大きな反響があった。

それから年月が経ち、現在においても日本政府の財政への関心は高まっていることもあって内容は興味深い。特に債券市場で実際に取引をしているディーラーたちが日本国債についてどう考えているのかが伺い知れて面白い。

小説は虚構ではあるが、後にそれが一部現実化したことで話題になった。債券市場を取り巻く状況も当時から改善されているところもあるのだろうが、同時に変わらないことでさらに悪化してしまっている部分もあるに違いない。

 

国債発行は続いているが、金利のある世界に戻っている状況で無事に市中消化していくことの難易度は、この小説が書かれた頃よりも確実に難しくなっているのだろう。だがその危機感はずっと薄いままだ。

約25年前の虚構と今現在の状況を比べて感じるのは、虚しさとある種の諦めだ。