本来、他人に対しアドバイスできるのは限られたごく一部の立場の人でしかない。つまり、アドバイスできるほど専門性が高く経験が豊富で、なおかつ実績があるような人だからこそ他人に対して助言できる。
そういう人には自然とアドバイスを求めて集まってくるものだ。
だが世の中には頼まれてもいないのにやたらと他人にアドバイスする人がいる。飲み会で説教じみた話をする人なんかが典型的で、おそらくは他人にマウントをとることで無意識に相手を見下そうとしているのだろう。でも言っていることが表層的で何の深みもなく、その人の経験から裏付けられたものでないから誰の心にも響かない。だからみんな適当に相槌を打って聞き流している。当の本人はそれに気付かずべらべらとしゃべり続けるのだ。
投資関連のブログでも、とても参考になるアドバイスをしているのは読者からの質問に答えるものだったりする。質問がくるということは、その人の知識や経験から有意義なアドバイスが受けられると感じているからだ。
逆に誰からも頼まれてもいないのに何等かの情報や解説とやらを提供している人もいる。でもその中身はどこかに書いてあったことを流用した当たり障りのないようなものばかりで、経験や実績の裏付けからくるその人ならではの解釈や見方で導き出されるものがほとんどない。書いている本人は自信満々なのかもしれないが、読んでいる側からすれば気恥ずかしくなるばかりだ。そもそもなんでアドバイスという形をとろうとするのだろう。他人に指図するのは余計なお世話であって、自分の考えや思ったことを素直に書けばいいのだ。読み手としてもそのほうが面白い。
これは私自身への戒めでもある。
このブログでは自分の思ったこと、感じたこと、考えたことを率直に書き続けたいと思っている。
人様に軽々しくアドバイスなどしてはいけないのだ。そしてアドバイスには責任が伴うことも忘れてはいけない。