先日11日、劇団四季のミュージカル「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を家族で観に行った。あの超有名な映画がミュージカルでどう表現されるのか楽しみにしていた。
見終わった後の感想は「これは凄い」の一言だ。
新しい技術によって舞台の限られたスペースでタイムマシンのデロリアンが疾走する臨場感を生み出したり、迫力のある音響がリアル感を増幅させる。特に最後のシーンは圧巻だった。歌や踊りと相まって、観客への見せ方にはいつも感心させられる。
やはり直接その場で観るというのは特別な体験であり、だからこそ価値を持ち続ける。
ミュージカルのみならず演劇も、ミュージシャンのライブやコンサートも、落語や歌舞伎などの伝統芸能も、そしてスポーツ観戦もそうだ。生身の人間のしていることなのでその時その場の唯一無二の出来事であり、毎回完全に同じということがない。観客からの影響を受けてパフォーマンスが変わることもある。
これからはAIが自動で様々なものを作り出し表現するようになる。
だがそれでも歌手の生歌に人々は引き付けられるだろう。声のちょっとしたかすれや息継ぎすらその歌手でしか味わえない魅力となる。それを直接聴くためにライブ会場へと足を運ぶ。生身の人間が演じる演劇やミュージカルを観るために劇場へ行く。
むろん、AIに取って代わる分野は数多くあるだろう。
だが、AI時代だからこそ価値が見直されるものもある。
株式投資においてもそうした観点を持つことは大切だ。
観劇後の余韻に浸りながらそう思った。