先日、AIの影響により「SaaSの死」と呼ばれる現象があるらしいことについて書いた。
この現象はどうやら日本株にも波及しているようだ。
今日の株価値下がりランキングを見てみると、業務ソフト関連銘柄が多く含まれている。例えば、Sansan、マネーフォワード、フリー、OBC、オービック、サイボウズ、日本オラクルなどだ。またこの他にNEC、富士通、野村総研などシステム関連もランクインしている。
オービックなどの優良企業であってもここ最近の株価は急速に下落している。私がチェックしている監視銘柄もSaaS関連の銘柄は明らかに軟調になっている。
これが一時的な現象にとどまることなく定着してしまうのだろうか。もしそうならそれだけAIの影響は急速に浸透すると想定されていることになる。とはいえ行き過ぎの可能性も十分にあるから今後反動で見直されることもありうるだろう。
いずれにしろ長期的観点からすれば、これまで高収益だった業務ソフト関連企業も下手すれば衰退まっしぐらとなりうるわけで、投資対象としての魅力は色あせていくかもしれない。一方、AIをうまく組み込む企業には注目が集まるのだろう。そうした企業に投資すれば儲かると思い投資家が殺到するに違いない。ただその競争は激しく、どの企業が生き残るのかを予測するのは難しい。インターネット普及時と似たようなことになるのではないか。
「もし当たれば」と考えると夢のある話だが、そう甘くないのも現実だ。