金の価格が異様な上昇を見せている。
私は長いこと純金積立をしているが、ほぼほったらかしにしていた。先月あたりに久しぶりに口座を覗いてみると驚くほどの評価額になっていたのだが、今年になってから見てみるとさらに上昇していてまたまたびっくりした。
これほどの上昇となると今後を考えざるを得なくなる。
すなわち、このまま保有し続けるか、それとも一旦売却して利益を確定させるかだ。
そもそもなぜこんなに金価格が上昇しているのか。
やはりインフレが関係しているのだろうが、さらには米国への信用が失われつつあることが大きいのだろう。トランプ大統領の言動により米ドルや米国債への信認が揺らぎ始めていて、世界秩序も崩れつつある。こそで代わりの安全資産として世界中で金が選ばれているというわけだ。
金は実物資産であり、なくなることがない。ただし、金利など何も生み出さない。金の供給量はそう増えないから需要が増えればその分価格が上昇する。現在は需要が殺到しているから価格が上昇していることになる。裏を返せば需要が減れば価格が下がることになる。その需要が減る局面が来るのか、あるいはさらに上昇が続くのか読みづらい。
ただここ数年の金価格の推移をみると、その上昇の勢いは異様だ。
この状況をうまく活用するにはどうしたらいいか。
ただ金を売却して現金化するだけではインフレでやられてしまう。なので金を売却した資金を、配当を生む株式へ投入するのもいい手だ。
金の売却にも税金がかかるが、譲渡益に対して年間50万円の特別控除があるからその範囲内で売却し、代わりに配当利回りの高い株式を買う。REITでもいいかもしれない。しかもNISA口座を利用すれば配当金や売却益に課税されなくて済む。
何か不測の事態に備えて保険のように純金積立をしていたが、これほど金価格が上昇するのは想定外といっていい。かといってすべてを売却してしまうとなると不測の事態への備えが脆弱になってしまう。
それにしてもこの金価格はうれしい反面、ちょっと気味悪さも感じている。積み立てた金の一部売却を検討しているのはこの気味悪さを感じているからでもある。