将来の世の中はどうなるのか。
それをいくら予測したとしても実際にそうなるかわからない。だからといって全く何も考えずにのほほんと暮らしていても大丈夫とも言い切れない。
ドンピシャで将来を当てることは難しいとしても、なんとなくこっちの方向へ向かうのではないかとぼんやり思い描いたりすることはできる。
ではどんな方向へ向かう可能性があるのか。
以前、タモリが「新しい戦前」という言葉を使い話題になった。確かに近年の世の中はかつての戦前の雰囲気に似てきている。
あちこちで紛争が起きていて不穏な空気になりつつあるし、政治家が襲撃される事件も起きている。
背景には人々の不満が蓄積していることがある。経済的格差や世代間格差など溝が深まり分断が進んでいる。
人々は政治に解決を求め、政治家はその意を酌んで支持を得ようとする。民衆の支持を受けた政治家により政府の財政は拡張的になり、やがて歯止めがなくなっていく。反対する意見は叩かれ、過激で大きい声にかき消されていく。さらには反対の立場の者の言論を直接的あるいは間接的に封じようとし、やがては言いたいことが言えない世の中になっていく。
アメリカはまさにこのような状況になりつつある。
おそらく日本でも似たような状況になっていく。
世の趨勢は、流れができるとそう簡単には変えることはできない。
日本政府の財政もどんどん膨張していくだろう。これまで財政悪化が懸念されても破綻せずここまできた。そしてこれからも大丈夫に違いないと大部分の人々が確信するようになる。まさにそのときに危機はやってくる。行きつくところまで行くというのはそういうことだ。
株高が続いているが、これは通貨が弱くなっていることの裏返しだ。金(ゴールド)の価格が上昇し続けていることもその証といえる。いずれ基軸通貨であるドルの信用が揺らぎ始めるかもしれない。
まあそうなったらいくら対策していてもダメージは避けられないだろうけど。