私が株式投資をしているのは経済的自立を目指しているからなのだが、そもそも「自立」とはなんだろうか。
自立とは、他者に頼らず自分で物事を行うことだ。頼らずというより何かに寄りかからずにといったニュアンスのほうがふさわしいかもしれない。何かに依存しないでいられる状態ともいえる。
でも経済的のみならず精神的にも自立している人というのは案外少ないのではないか。
それは自立していても自律がないからだ。
自律とは、自分自身を律し、自分の規範や価値観に基づいて行動や判断をすることだ。
内面的な規律や判断基準によって感情や欲望をコントロールし、自分の設定した決まりに従うことが自律だ。一方、他人の命令や決められたルールなどに従うことは他律という。
自立している人は他人に頼ることなく生きていけるが、他人の敷いたレールに沿って生きている人もいる。すなわち自立しているけれど他律という状態だ。進学先も就職先も結婚相手も他人からの評価とか世間体とかを考えてしまい、自立しているものの自分がなくなってしまう。
逆に言えば、他人に言われたことを守っていても自立することはできるのだ。
むしろ他律であることを強いられるのが現代なのかもしれない。
多くの人が世の中に息苦しさを感じるのはこの他律を強いられることにあるのではないか。
自律している人は自分の考えや意見を持ち、自分の感情や行動を制御できる。すなわち信念を持ち自分らしく生きることだ。
きっと本当の自由とは、自立と自律の両方を満たしている状態をいうのだろう。