私の娘はメダカを飼育している。学校でメダカの卵をもらったらしく、それを孵化させて今に至っている。2匹いたのだが今年初めに1匹が亡くなってしまい、残りの1匹がまだ元気に泳いでいる。
メダカの寿命は野生下だと1~3年で、飼育下だと長くて5年くらいにもなるらしい。やはり野生だと鳥に捕食されたり大雨で流されたりというリスクがあるため寿命は短くなる。
水槽の中で飼われていれば環境は安定していて、エサも与えれられるし、定期的に水も入れ替えられるなどして長生きできるようになる。娘もメダカの世話をすることが気に入っているようだ。
そんな水槽の中のメダカを見ていて思うことがある。
「このメダカは水槽の中で生きていて幸せなのだろうか」と。
野生下であれば、明日の命の保証もないけれど自由気ままに泳ぐことができる。他のメダカと出会って子孫を残すこともできるかもしれない。
水槽の中では快適で長生きできるが、ずっと同じ水槽の中に閉じ込められたままで変化がない。ほぼ同じ毎日が続いていく。
ずっと前にこんな記事を書いた。
自由であれば、いつ何をしてもいい。だがその代わり自分の身に起きたことはすべて受け入れなければならない。
逆に自由はないけれど安定していて長生きできるが、その安定が自分の望むようなものであるとは限らない。
人間には高度な知能があり、生活は便利であるにもかかわらず、なぜかあらゆることにがんじがらめで窮屈になっている。
それで幸せといえるのか。
小さな水槽の中をぐるぐる泳ぎ回るメダカを見て思った。