連日の猛暑にうんざりしてくる。自分が子供の頃は真夏でも外で遊んでいたし、多くの人が熱中症でバタバタ倒れるなんてことはなかった。
こうした現象に直面すれば自ずと地球温暖化が進んでいるのではないかと考える。だが一方で温暖化現象は嘘だと主張する人々もいる。
データを見れば気温が上昇傾向にあることは確かだが、それが人類の活動によってもたらされたものなのか、それともかつて氷河期があったように地球の長いスパンで見て温暖化傾向になっているだけなのかはっきりしない。
地球温暖化問題はこうした科学的見地からも断定できない上に、人間の経済的利害が絡むことで一層複雑になっていく。
地球温暖化が進めば将来に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるとされる。それを防ぐため各種の規制が設けられれば、その規制によって経済的損失を被りかねない人々にとっては現在の生活を脅かされることにつながる。そのためそもそも地球温暖化などないと主張し、各種の規制を撤廃するよう迫るわけだ。さらに地球温暖化対策を進めること自体がビジネスチャンスでもあり利権となっていると主張する。
それでも連日の猛暑にさらされれば温暖化の危険性を感じざるを得ない。そこで企業だけでなく個人レベルでも温暖化対策を意識する人は増えている。
だが涙ぐましい温暖化対策をしていても、肝心の米国や中国といった大国が温暖化対策に後ろ向きでは効果がないに等しい。おそらく経済的利害を上回るほどの深刻な状況に直面して初めて解決に向けて行動するのだろう。
人類は発展しつつもいまだに個人的な権力欲によって戦争が引きこされるような愚かさが残っている。地球温暖化についても、それが深刻な悪影響をもたらすことを想像できるにもかかわらず経済的利害を優先し続けるのだろう。
まさに「ゆでガエル状態」といっていい。
カエルを冷たい水から徐々に加熱していくと、熱さに気づかず茹でられて死んでしまうように、徐々に変化する環境や状況に気づかず危機的状況に陥ってしまう状態だ。急激な変化には危機感を抱きやすいが、地球温暖化のような緩やかな変化には鈍感になりやすく、気づいたときには手遅れになっている。
きっとこうして人類が滅ぶのだろうと、あまりの暑さに絶望感を抱いてしまう。