投資狂日記

自由を追求するブログ

単一銘柄戦略は有効か

これまで株式投資では様々な試行錯誤を繰り返してきた。その中ではセオリーに反するようなこともあえて試すこともある。実際、投資先は分散することが基本中の基本とされる中、私はあえて少数の銘柄に絞って投資している。自分なりの合理性を見出しているならそれでいいと思っているし、そもそも投資とは自分の責任で行うものだ。

 

そうした試行錯誤しているとき、もし一つの銘柄だけに投資したらどうなるだろうと考えたことがある。それを思い出させた記事があった。

www.businessinsider.jp

 

たった1銘柄だけに絞るということは、その銘柄について深く知らなければならない。かなりリスクがあると感じるが、それでも1つの銘柄を観察し続けることでその銘柄の特徴や相場でのクセのようなものを見つけられればリスクが下がることにつながるのではないか。そう考えればこの戦略を試す価値はある。

 

この記事の投資家で特徴的なのはオプション取引も利用していることだ。具体的にはカバードコールというオプション取引を使った戦略を使っている。オプション取引について詳しくないと内容が理解できないと思うが、リスクが高いオプション取引にあってカバードコール戦略は代表的な手堅い手法だ。

ただ、個別株オプションが発達している米国ならこの戦略を実行できるが、残念ながら日本株ではほぼ無理だ。日本で取引されているオプション取引は事実上日経225オプションのみで、それすらも活発に取引されているとは言い難い。こうしたところに日米の投資環境にはまだまだ差があることを思い知らされる。

 

このような戦略を採用するかどうかは別として、世間で言われていること、常識とされていることを疑ってみることは投資において重要なことだ。誰もやらないこと、誰も気づいていないところに投資の種はある。

そして他人の意見に頼らないことだ。投資において他人にアドバイスを求めるということは心のどこかに他人のせいにしたい、自分で決断したくない、という欲求があるのだ。

おそらく単一銘柄戦略が有効かどうか以前に、自分で考えて行動し、その結果を受け止める覚悟があったからこそ上手くいったのではないかと思う。