先日、富士山を見るため山中湖までバイクでツーリングをしてきた。
あいにく富士山には少し雲がかかっていたが、その雄大さはやはり圧巻だった。やはり実物を見るというのは貴重な体験となる。
バイクに乗って走ることの楽しさや醍醐味はいろいろある。風を感じて走ること、壮大な景色の中を走る解放感、バイクを操る楽しさ。そして私にとってはバイクで走っている間は「ひとりになれる」ことが大きいように思う。
むろん、自宅にいてもひとりの時間は確保できる。
でもそれは内側の静的な空間での時間だ。
バイクで走るひとり時間というのは外での動的な空間であり、自宅でのひとりの時間とは違う。外で走るならクルマでもいいのではないかとも思うが、クルマという内側の空間になってしまうので自宅とそう変わらなくなってしまう。
バイクに乗ることで新たにこれまでとは違う「ひとりの時間」を確保できるようになった。
私は「ひとりの時間」というものを重視してきた。
誰にも邪魔されず、何かに没頭できる時間だ。
かつてはひとりで過ごしていると「ぼっち」として嘲笑された。
だが、時間という貴重な資産を使うにあたって「ひとりの時間」を確保することは私にとって欠かせないことなのだ。
そして「ひとりの時間」のバリュエーションが増えたことで幸福度は増している。
さて、今度はどこに行こうか。
また最高の「ひとりの時間」を味わいたい。