投資狂日記

自由を追求するブログ

後悔先に立たず

トランプ関税によって株式市場が崩壊している。

世界中がこの関税政策による悪影響を懸念しているが、一方でトランプ支持者は熱狂している。果たしてその熱狂は続くものなのだろうか。

 

ここで思い出すのがイギリスのEU離脱ブレグジット)だ。

イギリスは民意によってEU離脱を決めた。決まった瞬間、離脱支持者は熱狂し、その姿は世界中に報道された。EUによってがんじがらめにされた鎖から解放されたことで新たな繁栄が始まると信じていた。

 

だが、実際にEUを離脱してどうなったか。

人手不足が深刻になりインフレが加速した。物流などで各種手続きが煩雑になり余計なコストがかかるようになった。結局、離脱前に思い描いていたようなバラ色の世界にはならず生活が苦しくなった。多くのイギリス国民はEU離脱を後悔しているという。あの熱狂は何だったのか。離脱が決定したとき歓声を上げてガッツポーズをしていた人は今頃どうしているのだろう。

 

トランプ関税も同じようなことになるのではないか。

支持者は熱狂し、これまで虐げられていた鬱憤を晴らせると興奮している。だが時が経つにつれて自分自身の首を絞めていることに気付くようになる。これまで普通に買えたものが高くて買えなくなる、景気が冷え込んで仕事が減ったり失ったりして生活が苦しくなる。「あれ、なんか話が違うぞ」と感じるようになる。しかし熱狂的に支持していた手前、表立って文句を言うことができない。

 

まさに「後悔先に立たず」だ。してしまったことを後で悔やんでも取り返しがつかない。

 

そして今、後悔しているとおそらく感じているのが新たに投資を始めた人だろう。「こんなことになるのなら投資なんてするんじゃなかった」と思っているに違いない。

でも後で悔やまないようによく考えて行動に移したのではなかったのか。

 

この先どうなるかまだまだわからない。

後悔したところでどうしようもない。

できることはただ現実に立ち向かうだけだ。