投資狂日記

自由を追求するブログ

ブログを書き続けた10年という歳月

年が明けて過去を振り返ってみれば、ブログを始めて今年で11年目となった。投稿記事数は1,737になり、このままのペースでいけばそのうち2,000記事に達する。

 

10年も経過すると感慨深いものだが、この間に世の中の何が変わったのだろう。

 

10年前はアベノミクスによる株価上昇が目立っていた。株価は上昇しているが労働者の賃金はなかなか上昇しない。ここで株式に投資している人とそうでない人との格差が生まれ始めていた。

ピケティの「r>g」という不等式が話題になり、資本によって得られる富つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いという実態が知れ渡った。

 

そして今度は新NISAが始まって株式投資を始める人が増えたが、ここでも投資する人とそうでない人にさらに分かれていく。一方の賃金は上昇し始めているものの、ここ数年の米国株のような勢いのある上昇ではない。

 

やはり r>g という不等式は成立していて、米国株に投資した人はこのことを身をもって体験したことになる。

 

民主主義が揺らぎ始めているいくつかの理由には、この r>g という不等式による影響が大きくなってきていることが背景にあるのかもしれない。

 

10年という期間は歴史から見ればごく短い期間でしかないが、大きな変化をもたらす土壌がつくられるには十分な時間だ。

次の10年がどういったものになるかはわからないが、ブログを書き続けることでその変化を記録することができるのではないか。

そう考えればブログを書くことも無駄ではないのだろう。