アメリカ大統領選挙の投票日が近づいてきた。
日本では岸田首相が退陣し石破首相が誕生したが、先日の衆議院選挙で大敗したことで政治の不安定化が懸念されている。
アメリカも選挙後に懸念がある。
報道によれば、投票箱に発火物が仕掛けられ炎上する事件が相次いだという。投票所での暴力事件も発生していて、投票所や開票所で防弾窓や狙撃手を用意するなど警備や監視をこれまで以上に強化しているという。
これは選挙のプロセス自体を認めない層が一定数いるということなのだろう。2020年の大統領選で敗北を認めないトランプ氏に同調した支持者が連邦議会に乱入する事件が発生したが、その影響が残っている。
そしてこうした懸念は有権者の多くが感じているものの、共和党支持者は選挙制度への不信が強いという。
選挙制度が信頼されていないことは民主主義の根幹を揺るがすことにつながる。選挙への不信が暴力になりそれが混乱をもたらすことになれば、それはアメリカ国内だけの問題では済まなくなる。
日本の政治が不安定化しつつあるところにアメリカ大統領選挙後の懸念が重なれば、その影響は株式市場においてもかなり大きいものとなるだろう。為替も激しく動くことになるかもしれない。
どうもいやな雰囲気を感じる。
懸念が杞憂であればいいのだが。