投資狂日記

自由を追求するブログ

円安というぬるま湯

円安が続いている。これまでずっと円安傾向が続いていたが、ここにきてさらなる円安になったことで関心が集まっている。

 

この円安は何を意味しているのか。

 

為替や経済の専門家ではないので、この円安が良いのか悪いのかは判断できない。良い面もあるだろうし、悪い面もあるわけで、相対的にどうなのかが問題なのだろう。

 

素人感覚では、あまりよくない方向なのではないかと感じている。

かつては何か大きなことが起きれば、円やスイスフランが買われたが、もはや「有事の円買い」なんてことは聞かなくなってしまった。

 

日本国民はまさに「茹でガエル」になっているのではないか。

熱湯にカエルをいれるとカエルは驚いて飛び出すが、冷水にカエルを入れて徐々に加熱していくと、いつのまにかカエルも茹で上がって死んでしまう。

 

日本は円安というぬるま湯に浸ってきた。

今のところ茹で上がっているところまではいっていないが、「なんか熱いな」と薄々感じ始めている。時々熱いところに触れてびっくりするが飛び出すほどではないためそのままお湯に浸かり続けている。

 

浸かっているカエルとしては、このまま浸かり続けるつもりなのだろうか。それとも自ら飛び出すのだろうか。あるいは飛び出そうとしてもそれができないのか。

そもそもぬるま湯に浸かっているという自覚すらないのかもしれない。

「ぬるま湯最高!」と叫んでいるカエルもいる。

 

その自覚がある人とそうでない人とで格差が生まれるだろう。

そして自覚があっても行動しない人と行動する人とでまた格差が生まれる。

 

まあ将来なんてどうなるかわからない。

熱湯になる前に冷めてしまい、逆に寒さで震えるようになることすらありえる。

ある方向へ一方的に向かえば必ず逆方向への力が生まれ均衡を保とうとするのが経済だ。

投資においてはそういう経済の力学をうまく利用することが必要なのだろう。