投資狂日記

自由を追求するブログ

成人式と元服

今日は成人の日で各地で成人式が行われている。

この成人式を行うことは若者たちに大人となることへの自覚を意識させる意味合いがあるのだろう。

 

かつては大人になる通過儀礼として元服という儀式があった。この儀式は現代よりも若い段階で行われたらしいが、昔は平均寿命も短いことから今よりも早い段階で大人として扱うのが当然だったのかもしれない。一方、現代では寿命が延び、子供扱いの期間が伸びたともいえる。このことは幼児性を帯びた大人が増えたことにもつながっているような気がする。

 

そういえばかつてこのブログで「大人の幼児化」について書いていた。

www.crazy-investor.jp

 

「大人」とはどういったことを言うのかについて考えるには成人の日はうってつけに違いない。

 

さらに言えば、高齢化時代にあっては老人の元服として「老人式」も必要なのかもしれない。

老人であることを自覚し、地位や身分に居座ることなく若年層へ道を譲るようにするのだ。年を取るにつれてこれまでできていたことができなくなっていくことが増えていく。そういう意味で老人化は幼児化とも似ている。それを自覚できることこそ本当の大人といえるのではなかろうか。

 

老いていく自分が困った大人だと世間から見られないように気を付けねばと、街中で晴れ姿の若者を見て思った。