投資狂日記

自由を追求するブログ

興ざめ

ワールドカップの日本対コスタリカには心底失望した。あの素晴らしいドイツ戦の後だけに酷さが際立っている。

 

なぜこんなことになってしまったのか。ドイツに勝ったことが良くも悪くも影響を及ぼしたのかもしれない。

 

ドイツに勝利したことで決勝トーナメントへ進出する道は広がったことは確かだけど、その道は舗装されているわけではなく難路であることに変わりない。気が緩んだわけではないけれど、逆に慎重になりすぎて積極性を失ってしまった。球際でも競り負けることが多く、それがさらに慎重さを招いてしまった。それは「0対0でもOK」という気持ちが選手の中にあったことにも表れている。

それとドイツ戦での消耗が想像以上にあったのかもしれない。体力的なことだけではなくむしろ精神的な消耗がプレーに影響したのではないか。鎌田選手の不調や失点につながった吉田選手のクリアミスもドイツ戦での消耗に遠因があるように思えてならない。

 

サッカーに神様がいるとすれば、消極的な姿勢に対してはしばしば大きな罰を課すものだ。そして実際にサッカーの神様は敗北という罰を下したのだ。

 

ドイツ戦後、森保監督は世の中から持ち上げられるだけ持ち上げられたが、采配が当たったのはやはりただの偶然だったと言わざるを得ない。采配が当たらなかったからといって、その選択が誤っていたとは限らないことは確かだ。そうだとしてもその采配が本当に効果的なものだったのかは疑問に残る。スタメンを入れ替えたことは間違っていないと思うが、選ばれたメンバーが適切だったのか。結局やったことはドイツ戦と同じような選手交代とシステム変更だけだ。相手の守備を崩すための具体的な方策を選手に明示することなく、時間を無駄にした。

結果論だから何を言ってもしょうがないけれど、納得できるような方策でないだけにもどかしさしかない。

 

次のスペイン戦は勝たないといけない。引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性は残っているが得失点差の争いとなってしまう。だが、ドイツ戦のようなことを再現する可能性はかなり低い。

コスタリカ戦は何が何でも勝ちに行くべきだった。せっかくのドイツ戦の成果をドブに捨ててしまったことで熱が冷めてしまった。

興ざめも甚だしい。