投資狂日記

自由を追求するブログ

景気減速と利上げの狭間で見るべきなのは企業業績

米国のインフレに伴う利上げが株価の低迷を招いたが、このところ様子が変わってきている。為替市場では円高方向へ戻しているし、株式市場では日経平均ボラティリティー・インデックスが20を下回り落ち着きを取り戻しつつある。私のポートフォリオも7月に入ってから急速に改善した。

 

インフレで消費が抑えられて景気が弱くなれば利上げのペースが落ちることにつながるから、株価にはプラス要因になる。

でも景気が減速するとなれば企業業績も悪化傾向になり、それが株価にはマイナス要因でもあるはず。

 

それでも株価が上向くということは、それだけ利上げのインパクトが大きかったということなのか。あるいは景気減速は限定的と考えられているからなのか。それとも行き過ぎた株価低迷から戻ろうとしているだけなのか。

どうもわからない。

 

やはり株式投資の根本は個々の企業の業績を見ていくことにある。

今のような状況でもしっかり業績を上げることができる企業かどうか。

景気が弱かろうと金利が高かろうと、本当に強い企業は利益を生み出し続ける。

 

これから3月決算企業の第1四半期決算が続々と発表される。

業績がいい企業とそうでない企業と明暗が分かれるだろう。

難しいのは業績が良かったからといって、それが今後も続くとは限らないところにある。業績結果から将来を考えなければならない。

業績が悪かったとしても一時的な要因が原因ならば、業績は予想以上に上向くかもしれない。

業績が良かったとしても期待したほどではなかったら業績が頭打ちということもありうる。

企業業績と投資家の期待とのギャップが株価に影響するから、企業に対する投資家の期待度も考えないといけない。

 

今年は経済状況が混沌としているため、決算を見る重要性がいつもより高いと感じている。