投資狂日記

自由を追求するブログ

ウェルビーイングとハピネス

最近、ウェルビーイングという言葉が目立ってきた。

ウェルビーイングとは、「身体的、精神的、社会的に、良好な状態であること」を意味する概念らしい。同じような言葉に「幸福(ハピネス)」があるが、何が違うのか。

 

いろんな解釈があって人それぞれなのだろうが、ハピネスは瞬間的で単一的であるのに対し、ウェルビーイングは持続的でかつ多面的であるということらしい。

 

日本人は幸福感が薄いように感じるが、それは求めていたものがハピネスでウェルビーイングではなかったからではないか。

豪邸や高級車を購入できれば、きっと幸福に感じるに違いないと誰もが思っている。だがそれは瞬間的な幸福であって、実際にその豪邸に住んで生活することや高級車を乗り回すことが本当に幸福につながるかどうかはわからない。瞬間的な幸福が過ぎ去った後は虚しさしか残らないかもしれない。そしてまた次の瞬間的幸福を追い求めていくとなるときりがない。瞬間的な幸福のためにせっせと働いていること自体、幸福といえるのか。

 

これは株式投資にも言えることかもしれない。

短期間の売買を繰り返すことで儲けたら幸福を感じるかもしれないが、それは瞬間的な幸福だ。それを得るために長い間モニターの前に張り付いているとしたら本当に幸せにつながるのだろうか。

一方、事業内容について自分が共感したり支持する企業の株式を保有することは、持続的な幸福につながるかもしれない。

 

何が幸せかは人によって異なるから、人の幸せについてあれこれ言う資格はない。

でも、より良く生きるためにはどうすればいいのかは自分で考えるしかない。