今日は朝から最悪な気分だ。そして腹が立つ。
保有するアイ・アールジャパンホールディングス株がストップ安となっている。
報道によれば、アイ・アールジャパンの元役員が同社の未公表情報に基づいて知人が発注した不正な同社株の取引に関与した疑いがあり、証券取引等監視委員会が元役員の関係先を強制捜査したという。
この元役員はもともと退任が決まっていたが、先週突如一身上に理由により退任することが発表されていた。なので「おや?」と思ったのだが、その辞任の原因が今日のこの報道で明らかになったわけだ。
IRを手掛ける会社の役員がインサイダー取引に関与していた疑いがあるという事態。
事業内容からして信用が最も必要なのにも関わらず、それを裏切った行為に腹が立ってしょうがない。企業としての存在意義を自ら放棄したようなものだ。
私のアイ・アールジャパン株への投資は失敗した。
業績悪化によるものならば失敗にもまだ納得がいく。だが、こうした不正に関連する株価下落で損失を被るのは情けない。
投資対象となる会社を見る目はまだまだ甘いということを痛感した。業績予想の発表の仕方や内容からなんとなく引っかかるものを感じていたが、それを突き詰めて考えることをせず安易に投資してしまった。むろん不正そのものを察知することは難しいが、そうした何か不穏なことを引き起こすような雰囲気をなんとなく感じることはある。そういう直感みたいなものをもっと大事にすべきだったかもしれない。
幸いなのは投資額が最低投資単位の100株だけだったことだ。
半値以下になることも覚悟して手放すことになるだろう。
そしてこの損失を今後の投資に活かしていきたい。