自分のポートフォリオ銘柄や投資候補銘柄の決算発表日をチェックするとゴールデンウイーク明けに集中している。
だが今年は発表される決算内容を吹っ飛ばしてしまうほどの出来事が起こりえる。
それは言わずもがなのウクライナ情勢で、大きく事態が動く可能性がある。しかも悪い方向であるようないやな予感がする。
ロシアのウクライナ侵攻は事前に準備されたように見えて実際は杜撰なところが目立っている。そもそもの目的が現場に浸透しておらず補給もままならない。ウクライナの反撃が予想外に強く、米欧の支援がこれほどあるとは想定していなかったに違いない。
ロシアとしては、先に殴ってしまったものの相手が一向に倒れずファイティング・ポーズをとり続けるため殴り続けるしかないのだ。自ら殴るのを止めるという選択をする可能性は低い。対するウクライナもゴリ押ししてくる相手に屈服するわけにはいかない。
となると膠着状態を脱するために新たな段階へ向かう可能性が高まる。もっともおそれるのは、ロシアが大量破壊兵器すなわち核兵器を使うかもしれないということだ。プーチン大統領はロシアという国が脅かされることを極度に嫌っていて、まさに自分が存亡の瀬戸際まで追い詰められていると感じているなら最終手段をとることは十分に考えられる。
米欧は反撃するのだろうか。ウクライナはNATO加盟国ではなく防衛義務はないのだから核兵器で反撃することはないかもしれない。かといって、核兵器を使った国をそのまま黙って見過ごすとも思えない。
ゴールデンウイークにこんなことを考えること自体が異常なことなのだが、これが現実なのだ。それだけにこの連休を心から楽しむ気になれない。
嫌な予感が外れることを願うが、不安な心は晴れないでいる。