投資狂日記

自由を追求するブログ

投資の最適解

投資に最適解はあるのか。

投資の最適解とは言い換えれば投資で儲かる方法ということだ。

 

近頃ではインデックス投資が浸透して、米国株のS&P500指数に連動するETF投資信託に投資することが最も効率いいと言われている。

確かにS&P500指数は力強く上昇してきたから、長期間保有し続ければ儲かる可能性は高いかもしれない。だがより重要なのは、必ず儲かるというわけではないということだ。あくまで長期間保有した結果、遠い将来に儲かっている可能性が高いというだけだ。必ず儲かる最適解というわけではない。可能性が高いというだけだから、当然ながら大損という可能性もあるわけだ。

しかも長期間保有した結果であり、その長期間というのは1年や2年ではなくて10年や15年ぐらいの長さだ。ところがその長い間には何度も暴落に遭遇し、その恐怖に耐えることができた人だけが生き残る。

インデックス投資が最適解だとしても、本当にそれを続けられるのは一握りしかいないのかもしれない。

 

そもそも投資には最適解は存在しない。なぜなら、最適解が見つかったとしても、その瞬間に最適ではなくなるからだ。

もし最適解があるなら、誰も彼もがそれに殺到することになり結局誰も儲けられなくなる。儲けられないのだからもうすでに最適解ではないことになる。逆に言えば、みんなが同じ方向を向いているなら、それと反対方向にチャンスが生まれる。

 

最近、YouTubeを観ていると投資の情報商材らしき広告を目にすることがある。たいてい元辣腕トレーダーだとか元敏腕アナリストだとかが監修と謳っている。でも実力があるトレーダーやアナリストなら怪しげなビジネスに関わる必要などないはずだ。実力があるなら自分で稼げるはずだし、わざわざ他人に教える必要もない。親切心というならなぜ高額な料金を取るのだろう。そもそも本当に実力があるなら大手の資産運用会社が放っておくわけがないが、そうでないのはなぜなのだろう。ちょっと考えればわかるはずなのに相変わらずこの手のビジネスが跋扈しているのは、相変わらず引っかかる人が多いからでもある。

 

投資で稼げない人ほどこういう投資の情報商材を売りたがる。

だから「株の必勝法」のような文言を使う業者は、投資には最も不適切な存在といっていい。