衆院選が終わった。結果は絶妙な塩梅ではなかったかと感じている。
自民党は単独過半数を達成し安定した政権基盤を維持した一方で、大物議員が小選挙区で敗れるなど政権への批判もあり、政権にクギを刺すことで緊張感を持たせた形となったからだ。
また、立憲民主党は共産党との共闘が有権者に気味悪がられたのだろう。選挙目的というのがあからさまで左傾化しすぎている。立憲民主党の枝野党首は続投する意向なようだが、相手の批判ばかりして自分に甘いところが目に付く。このままならかつての社会党のように衰退していく気がする。立憲民主党が沈むのと対照的に日本維新の会が議席を伸ばしたことがそれを物語っている。
選挙結果を受けて今後どうなるか。
今日の株式市場は大幅反発したが、これが続く保証はない。
個人的には岸田政権は長持ちしないとみている。自民党政権でいいとしても岸田氏がリーダーであることはあまり支持されていないからだ。政策に対する過剰な期待は持たない方がいい。
政権がどうであろうと優良な企業は淡々と利益を積み重ねていくものだ。そういう企業に投資していれば大きな心配をする必要はない。ちょうどこれから決算発表が本格化するので候補銘柄を選別するいい機会になるだろう。