サッカーの2022年ワールドカップ・カタール大会アジア最終予選が始まっている。これまで試合中継は地上波などテレビ中継されていたが、今回は日本代表のアウェー戦はテレビでは観られない。かわりにインターネット動画配信の「DAZN」でしか観られなくなった。これは大きな転機であるかもしれない。
この要因は、放映権が高騰したことにある。アウェー戦は深夜の時間帯になることが多く、テレビ局はCMなどの広告収入で採算が取れなくなってしまった。
一方、DAZNはいつでも視聴できるオンデマンド配信があり、資金力もある。
DAZNに限らず、ネットフリックスやアマゾンプライムなど有料の動画配信が勢いを増している。無料で観られるYouTubeもあり、テレビの存在感は薄れてきている。
実際、観たいテレビ番組は少なくなっている。私はニュース番組が中心だし、私の子供たちもあまりテレビは観ずにYouTubeをよく観るようになった。
視聴者を惹きつける数少ないコンテンツでもあるアニメ「鬼滅の刃」がテレビ放映されるが、それも近いうちに動画配信サービスによって視聴できるようになるだろう。
ラジオからテレビに移り、そしてテレビからインターネット動画配信へと移っていく。
今後、5Gも普及して配信サービスにもさらなる変化があるかもしれない。
投資をするうえでもこうした変化にはアンテナを張って敏感になっておきたい。