先週末にコムチュアと日進工具の決算発表があり、週明けの株価がどう反応するか気になっていた。共に株価は上昇し、とくにコムチュアは業績の上方修正と増配が発表されたこともあって大幅上昇となった。だが、翌日からはその株価に勢いはない。
月曜日はイー・ガーディアンの決算発表があり、同時に、未定だった配当が増配予定となり自己株取得も発表された。翌日の株価は高騰したものの今日は反落している。
アンビスホールディングスは月曜日に通期業績予想の上方修正を発表し、翌日の株価は上昇したものの、その上昇は思ったほどではなかった。
総じて業績がよくても株価への反応が鈍い。というより反応してもそれが長続きしない。8月は閑散相場となるのが通例だが、今年はコロナ禍の再拡大が懸念されていることが影響しているのかもしれない。ワクチン普及による収束が遠のいて見通しが明るくなくなっている。だから株価が上昇したらすかさず利益確定の売りが出るのだろう。
裏を返せば、好業績にもかかわらず割安になっている銘柄があちこち転がっているかもしれない。
