東京オリンピックは開催されるのか。世間では中止を求める意見が強くなってきている気がする一方で、オリンピック開催関係者は開催する方針を崩していない。
開催の是非について意見が分かれる中、緊急事態宣言は延長されることになりそうだ。この延長によって、オリンピックを開催する状況にないと思う世論が一層強まれば中止という決断が下される可能性は十分ありうると考えている。
だがそういう決断はギリギリまでなされないだろう。このどっちかわからないという不透明な状況が投資をするうえで厄介なものとなる。現状では開催の方向でも突如それが覆されるかもしれず、そうした状況では手を出しにくい。
感染者が減少し経済活動が戻りつつある先進国では株価も上昇基調だが、日本株は出遅れている。ワクチン接種が出遅れていることもあるが、東京オリンピックが開催されるかどうかが不透明なことが大きく関係しているのだろう。
東京オリンピックを中止するなら早く決断してほしいし、そうでないなら実際に開催されるまでこのモヤモヤ状態が続くことになる。
ただ、オリンピック開催時期の頃にはワクチン接種も進み出して状況は明るくなる。そう考えると、今の時期は有望銘柄を仕込んでおくにはいい時期なのかもしれない。