テレビ東京のニュース番組であるワールドビジネスサテライト（WBS）の放送時間が変更され、夜11時からだったものが10時からになった（金曜日は11時から）。夜10時からの時間帯ではテレビ朝日の報道ステーションが君臨しており、これと対抗する形となる。私は当然のようにWBSを観る。
そしてBSテレ東では日経ニュースプラス９として夜8時54分スタートに変更された。これまでは夜10時からだったものが1時間前倒ししたことになる。
これまで私はNHKのニュースウォッチ９を観ていたが、キャスター変更によりぎこちなさがあってあまり観たい気持ちにならなくなったので、BSテレ東のほうを観るようになるかもしれない。何より自分の興味に合致している。
テレ東のニュース番組は、経済やビジネスが中心で、総合的にニュースを扱う他局のニュース番組とは異なっている。それゆえにこれまでビジネスマンなどの限られた層に支持されるマイナーな存在だったといえる。だが、世の中が多様化してくると総合的なことは逆に取柄がなく埋没していき、逆に特徴的であったことが強みとなってくる。ビジネスでも総合的なスーパーや百貨店は苦戦する一方で専門店が台頭してきている。
テレビ局だけでなく新聞社でも同様だろう。朝日・読売・毎日といった総合的な新聞が衰退しつつある一方で日経新聞という経済紙は底堅い。
テレ東がニュース番組の時間帯を変更してきたのも強みを自覚してのことかもしれない。これが他局にどういう影響を及ぼすのかも興味深い。
