投資狂日記

自由を追求するブログ

長いようで短い10年

東日本大震災から10年が経つ。

10年というと長いように感じるが、実際はとても短い。そして世の中もだいぶ変化した。

震災があった当時はまだガラケーを使っていたが、今ではスマートフォンが不可欠な世の中だ。

株価はアベノミクスによって上昇し始め、今年には日経平均株価が3万円に到達するまでになった。

毎年といっていいほどどこかで自然災害が起こるようになって、気候変動の影響を実感するようになった。

 

10年の歳月は遠いようだが、その記憶は体にも残っている。

先月に大きな地震があったとき、その波打つような揺れは10年前を思い起こさせた。

 

10年なんてあっという間なのだ。そして次の10年もさらにあっという間に過ぎ去る。

世の中はガラリと変わっているかもしれない。でも忘れてはいけないこともある。

 

私はスピッツの「みなと」という曲が好きなのだが、この曲は東日本大震災のレクイエムにふさわしいと思っている。この曲と震災との関連についてスピッツは何も言及していないが、歌詞の内容はところどころでそれを連想させる。「錆びた港」「遠くに旅立った君の証拠も徐々にぼやけ始めて」というフレーズは長い時の経過を感じさせる。それでいて、悲しいだとか頑張ろうだとかいうありきたりな言葉を一切使わず、悲しみや切なさを抱えても生きていく姿を表現している。

今年もこの曲を聴くし、10年後もおそらく聴いているに違いない。それくらい心に沁み込んでくる曲だ。

youtu.be

 

季節的にはこの曲もいい。

youtu.be