投資狂日記

自由を追求するブログ

受動と能動

菅政権による携帯電話料金引き下げの動きがある。私はとっくに大手キャリアから格安SIMに乗り換えているので、いまだに携帯電話料金が話題になることに違和感を持っている。

 

格安SIMへ乗り換えたのは単純に料金が劇的に下がるからだ。大手キャリアのときは月に約7,000円ぐらいかかっていた。それを格安SIMにすると月に約2,000円で済む。1か月で5,000円、1年にすれば60,000円もの節約になる。変えたことによるデメリットもほとんど感じない。

だが、多くの人は面倒だからといって何もしない。1年に60,000円の節約というのは結構な金額だと思っていたが、どうやら世の中は思った以上に裕福でそれくらいの節約はまったく気にならないらしい。たかだかそれくらいのことでは動きたくないのだろう。

 

にもかかわらず、多くの人は携帯料金は高いと文句を言っている。これはどういうことなのか。

 

おそらく、自分では全く何もせず、周りの状況が勝手に変わってくれるのを待っているのだ。豪華なソファにふんぞり返ってぶつぶつ文句を言いながら座っていて、誰かがやってくれるのを待っている。頭を使って考えることも説明文を読むことも面倒だから誰かがやってくれれば楽なわけだ。

 

格安SIMに変えてからもう5年以上経っているから、いまだに大手キャリアのままだったときと比べるとその節約金額はかなりのものとなる。

経済格差というけど、それが生じる要因の一つは行動が受動的か能動的かにあると思っている。自分から動くか、状況が変わるのをひたすら受け身で待っているだけなのか。その行動の違いが長い時間を経て結果の違いを生む。

 

状況が変わるのを待つにしても、受動的にではなく能動的に待つ姿勢を持っていたい。

愚痴を言って時間を浪費するほど無駄なことはない。