私はギャンブルにはあまり興味がない。宝くじや競馬などはやったことはあるけどのめり込むほどのものではない。パチンコも何が楽しいのかわからない。
株式投資はどうなのか。世間では株式投資も立派なギャンブルとして認識されているし、実際にギャンブルのような手法も存在している。株式投資はギャンブルではないというつもりはないし、どう利用するかはその人次第なのでギャンブル自体を否定するわけでもない。
ギャンブルというのは一獲千金を狙うものだが、ギャンブルをする人は実はお金儲けではなくスリルを味わうことにのめり込んでいるのではなかろうか。
もちろん初めは一獲千金を狙っている。だが勝ったり負けたりを繰り返しているうちに、お金を失うかもしれないという恐怖と儲けられるかもしれないという期待からくる緊張感そのものが快楽となってのめり込む。ハラハラドキドキがやめられないというわけだ。
私は株式投資で求めるのは資産を増やすことで、ハラハラドキドキのスリルは求めていない。遊園地のジェットコースターは乗れるが、株式市場でのジェットコースターのような動きはあまり好きではない。株価の動きだけに囚われると疲れるのだ。だから株価を見るのは企業価値と比較するためで、株価の動きを追いかけるためではない。
株式投資はギャンブルになりうるが、そうではない手法もある。株式投資に何を求めるかは人それぞれだが、株式投資にスリルを求めていて着実に資産を増やせるとは思えない。
