久しぶりの銘柄チェック。ちょうど決算発表の時期でもあり、新型コロナの影響も踏まえてどういう視点で銘柄を選別するか考えている。
今回はアズワン(7476)をチェック。
理化学機器・用品の卸企業。カタログによる販売が主流で膨大な品数を扱っており、企業や大学の研究室などにとっては欠かせないニッチな市場で独占的な存在となっている。最近ではネット販売に力を入れており将来性は高い。
新型コロナウイルス感染拡大によって感染防止・保護用品等への需要が増加し、存在感が増している。
売上・利益ともに順調に増加していたが、さすがに今期は減益を予想している。だが業績予想を公開できない企業が多い中、業績予想を出してきたことで経営陣は新型コロナの影響にも対応できると考えているようだ。配当予想も減配となっているが、配当性向は50%を維持している。
ROEは10%弱でとりたてて高いわけではないが、自己資本比率は70%弱あるので収益性は悪くない。営業キャッシュフローも安定しており財務的には問題ない。
株価は新型コロナの影響で当初は大きく下落したものの、その後持ち直し新型コロナ以前の水準にほぼ回復してきている。PERは40倍近くあるので割安感は乏しい。
知る人ぞ知る黒子的な存在だがニッチな市場の独占的企業でもあり、ネット販売へ移行が進めばさらに収益性と効率性が向上するかもしれない。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆☆☆
割安性 ☆☆
財務健全性 ☆☆☆☆
投資魅力度 ☆☆☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。