私の株式保有期間は基本的に長い。
今保有している銘柄ではエーアイテイー株が一番長く、最初に投資したのはリーマンショック後のときだからもう10年ぐらい保有していることになる。この間、株式分割が何度かあったが、それを考慮すると株価は約3倍になった。10年間で3倍だから目覚ましい結果というわけではない。それでもこの間の配当収入は増え、投資額に対する配当利回りは10%を超えるまでになった。
このように現物株ではできるだけ長く保有するようにしている。だが、長く保有すること自体が目的ではない。保有期間が長くなったのはあくまで結果なのだ。結果として10年保有していることもあるし、1年で売却してしまうこともある。長期を意識しているけど、実際に長期間保有するかどうかはまた別問題なのだ。実際、保有し続ける銘柄もあるし、短期間で売却してしまった銘柄もある。
投資期間で長期とか短期とかにこだわる必要はない。その期間で結果が出るとは限らないのだから。期間にこだわると焦りが生じてしまう。ただ、長期間保有するに足る銘柄を探すことが重要なのだ。そういう銘柄を選び、気付いたら長い間保有しているというのがいい。
だが日々変動する株価というのが保有している間の感情を揺さぶってくる。含み損を抱えても平気でいられるかは、その株を選んだ理由が確固であるかどうかにかかっている。そこの吟味が甘いと含み損が続くことに耐えられなくなる。
重要なのは投資期間が長期か短期かなのではなく、むしろ何を選ぶかに時間をかけるべきだと思っている。