投資狂日記

自由を追求するブログ

茹でガエル

 今年の夏も猛暑が続く。猛暑、猛暑といっても毎年のことで、もはや異常ではなく通常のこととなっている。

この連日の暑さの中にいて、ふと「茹でガエル」が思い浮かんだ。

 

熱湯にカエルをいれると、カエルは驚いて飛び出す。だが冷水にカエルを入れて徐々に加熱していくと、いつのまにかカエルも茹で上がって死んでしまう、というよく知られた作り話で、環境の変化に敏感でないと大変な事態になる可能性があるという警句で用いられる。

 

こんな猛暑でも、それを避けるために冷房の効いたところにいれば暑さを感じないで済んでしまう。また夏が終わればその暑さも忘れてしまう。だが毎年夏は猛暑を繰り返している。そうこうしているうちに気付いたときには茹で上がっていることになりかねない。

 

また経済面でも異常な低金利状態が続いている。こうした状態に慣れ切ってしまい、いざというときに備えることができないでいるような気がしてならない。

 

世の中は老後の不安で騒いでいるけど、不安にはこうした異常なことが通常になってきてしまっていることも影響しているのではないかと、まとわりつく暑さに辟易しながら思った。