子供たちが夏休みになって色々な観光地へ出向くことが増えるが、そこで嫌なのが混雑することだ。人が大勢いるのを見るだけで「うぇー」とげんなりしてしまう。行列で待っているだけで疲れが溜まってくる。
だから普段は混雑をできるだけ避けるようにしている。混雑していると少なからず傍若無人な人物がいるもので、そういうのを目にするだけで嫌な気分になる。一人でいるのが好きなのは、混雑して嫌な気分になるのを自分で回避できるからだ。
この混雑を避けるというのは、投資においても実践している。ジム・ロジャースも似たようなことを述べていたように思うが、投資において「混雑している」というのは人気が集中していて市場が過熱していると思われる状況のことだ。バブルというのが典型だが、バブルほどではなくても混雑していると思われるところは存在する。
混雑しているところは通常の感覚とかけ離れがちだ。混雑の中にいると冷静に判断することができなくなり周りの行動に流されやすくなる。自分では違うように感じていても集団の動きに影響されてしまう。
現状の投資環境で混雑を感じさせるのはJ-REIT市場だ。激混みではないが、混みつつあると思っている。まだ配当利回りが高い水準にあるが、それを求めて混雑が激しくなってくる。個人の実物不動産投資も過熱していたが、不祥事が起こったことでここ最近は混雑が和らぎつつある。次はJ-REIT市場かもしれない。
あと米国株市場も近頃日本で人気が出だして混雑していると感じる。株価が右肩上がりを続けてきて配当利回りもよく、ネット証券の取り扱いも豊富になってきた。だが堅調だった米国株も最近の急落でどうなるかはわからない。
日本株市場は閑散としている。今週も大幅下落し、みんな逃げ出したがっている。こういう空いているときに、お宝銘柄をじっくり見つけるのは最適だと思っている。いずれまた混雑するときがくるのだから。