今回はJIG-SAW(3914)をチェック。
インターネットシステムの自動監視・運用サービスを提供している。
主力の自動監視システムの新規契約が増加しているようで、しかも解約率が低いという。ひとたび契約すれば継続して収入があることになり手堅いビジネスだといえる。それは業績にもあらわれていて、売上・利益ともに順調に増加している。営業利益率は約25%近くあり、ROEも20%を超えているので収益力は高い。自己資本比率は約75%あり財務的な不安はないように思える。だが営業キャッシュフローの推移をみると増加傾向というわけではなく安定していない。課金収入があるにしてはちょっと気になるところだ。
会社の公表している資料をみると、その分野に詳しい人なら難なくわかるのであろう文言が沢山でてくる。「JIG-SAWのビジネスと今後の成長可能性について 2019」という資料で、JIG-SAWのビジネスは「完全サブスクリプションモデル+リカーリングモデル」とある。要するに継続課金のビジネスモデルということなのだろうが、カタカナ言葉で煙に巻いている印象があるのは穿った見方だろうか。
株価水準はPERで約56倍となっている。割安感がないことは確かだが、IoT関連で注目されてもいいことを考えると、こんな程度しか評価されていないのかともいえる。もう少し今後の業績の推移を見た方がいいかもしれない。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆☆☆
割安性 ☆☆
財務健全性 ☆☆☆
投資魅力度 ☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。