エーアイテイーが2019年2月期の決算短信を発表した。
売上は前年比10.6%増、純利益も6.1%増で着地。悪くはないが、良いともいえない微妙な感じ。来期は日新運輸を完全子会社化することで大幅増益を見込んでいる一方で、子会社化に伴うのれんの償却が負担となり利益の伸びはそれほどでもない。ただのれん償却はキャッシュフローには影響しないから、営業キャッシュフローは伸びるはずだ。日立物流との業務提携による相乗効果にも期待したい。
決算短信発表と同時に期末配当の額が発表されたが、1株あたり18円で中間配当と合わせると年間配当額は36円となる。前期は35円なので1円増加となったが、正直もう少し増えてほしかった。これも来期に期待するしかない。
決算発表が正午にあったため午後の株価が気になるところだったが、午後になってじりじり下がる展開。これまで決算発表後に跳ね上がることもしばしばあったが、今回はそういかなかった。それだけインパクトに欠けていたということだ。相場全体が下げていたこともある。
あとは米中貿易摩擦がどうなるかだ。これが解決すれば、業績の向上が見込めるのではないかと思っている。