投資狂日記

自由を追求するブログ

【読書記録】「隷属なき道 ~AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと1日3時間労働~」ルトガー・ブレグマン 著

ロボットやAIが広がってきたのは、人間がしたくないことを代わりにやってもらうためだ。だが一方で人間の仕事を奪い、生活するための収入源を失うことにつながる。このことが人々を不安にさせている。その不安を解決するものとしてベーシックインカムが取り上げられることが多い。

私もベーシックインカムは実現可能かどうかはともかく面白いアイデアだと思っていて、そうした興味からこの本を読んでみた。 

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

 

 

ベーシックインカムには賛否両論ある。

おそらく一番困るのは、働く必要がなくなったら何もすることが思いつかない人だろう。働かなくてもいいということは時間をそれだけ自由に使えることになるが、何もすることがなければ無駄に時間だけが過ぎていき、それに耐えていかなければならなくなる。そうなりそうな人はかなりの数になるのではなかろうか。逆に労働から解放されることで新たな何かを生み出す人々もあらわれるだろう。

 

今の勤労を前提とした社会が終わり、ベーシックインカムのような制度が導入される社会が到来するかどうかはわからない。もしそうなればお金を中心とする経済的な価値観は弱まり、かわりに新たな価値観が生まれるはずだ。そうしたら投資という行為はどうなるのだろう。お金の存在価値が弱まれば、お金を生む投資ではく新たな価値観に沿った何かを生むような投資へと変化するのだろうか。だとしたら今から続く長期投資の成果は無意味なものになってしまうのだろうか。

お金をたくさん持っていることにあまり意味がない社会というのは興味深いが、想像するのはなかなか難しい。